国内生産・冷凍冷蔵拠点
東洋水産拠点 グループ会社拠点
I N D E X
会 社情 報
トップメッセージ
0 1
0 3
社 名
創 立
資 本 金
連 結 従 業 員 数 連 結 売 上 高
本 社
T E L
社 長
事 業 所 数 関 係 会 社
東 洋水産株式会社
TOYO SUISAN K AISHA, LTD. 1953年3月25日
189億6,952万円
4,275人(2013年3月末時点) 3,445億円(2012年度)
〒108-8501 東 京都港区港南2丁目13番40号 (03)3458-5111(代表)
小畑 一雄
工場8、冷凍 冷蔵倉庫14、支店・営業所28 31社(海外9社含む)
会社情報
お客 様のために
地 球 環境のために
社会のために
0 7
0 9
15
特 集
60年を支えてきた
6つの事業
0 5
中国 メキシコ アメリカ
海外拠点
(年度) 0
1,000 2000 3,000 4,000
2008 2009 2010 2011 2012
3,220 3,153 3,059 3,209 3,445
当社では事業活動が各ステークホルダーに及ぼ す影響について明確に報告するため、2011年 より「CSR 報告書」を発行してきました。これまで はCSRに係るすべての内容を報告書に盛り込ん でいましたが、今回より内容の一部を企業ホーム ページに移管しました。会社としてのポリシー・全 体的な枠組みについてはホームページに掲載し、 CSR 報告書は報告対象期間中に行った具体的 な活動についての事例報告を行う場と致します。 こちらに掲 載のない全 体的な項目については、 下記URLのホームページをご覧ください。
編 集 方 針
2012年4月1日~ 2013年3月31日。 一部2013年度の活動も含みます。
報 告 対 象 期 間
東 洋水産(株)全事 業所、国内グループ会社。 一部活動・データについては海外グループ会社 を含みます。
報 告 対 象 組 織
http://www.maruchan.co.jp/csr
連結営業利益の推移
(年度) (億円)
2008 2009 2010 2011 2012
249 311
258 255 296
0 100 200 300 400
事業セグメント別連結売上高比率
3,445
億円水産食品
9.4%
海外即席麺
20.5%
低温食品
18.0%
加工食品
5.1%
冷蔵倉庫
4.3%
その他 8.6%
※ 端数調整のため合計が100%となっていません。
国内即席麺
T o p M e s s a g e
東洋水産は、2013年3月25日に創立60周年を迎えま した。1953年、東京築地魚市場で冷凍マグロの輸出と 国内水産物の売買からスタートし、その後冷蔵倉庫によ る保管サービス、魚肉ハム・ソーセージや即席麺などの 加工食品事業へと業容を拡大し、さらに北米で積極的な 展開を図るなど、今日では国内外で幅広い事業を行う総 合食品企業として成長することができました。
当社は創業以来、森和夫創業者の遺した「やる気と誠 意」の精神を会社経営の基本とし、皆様に「安全でおい しい商品」「確実なサービス」をお届けするために、社員 一人ひとりがチャレンジ精神や前向きな意欲を持ち、謙 虚で誠実な気持ちで日々の業務に当ってまいりました。 無事に60周年を迎えることができましたのは、お客様の ご愛顧やお取引先様など多くの関係者のお引き立てに よるものであり、これまでの取り組みに対し社会から一 定の評価をいただきましたことを感謝致しております。
東日本大震災で被災した三陸地区にあるグループの 3つの事業所は、4月の気仙沼の水産加工場再開により、 女川、石巻の事業所との足並みが揃いました。当社は、 1954年以来60年間にわたって三陸で事業を行ってま
創立60周年を迎え
東日本大震災後の地域社会や
お客様の要望に対応
次の、70周年、80周年に向けて、
「
すべては、笑顔のために。
」
東洋水産全部門で環境ISOの認証取得を完了
節目の年となった2013年3月、愛知県小牧市にある 中部物流センターが ISO14001の認証を取得しました。
当社では、事業活動に伴う環境への取り組みを進める ため、2000年に当時の川崎工場で初めてISO14001 の認証を取得し、その後、全国の工場、冷蔵倉庫、支店・ 営業所、本社各部門へ順次拡大してまいりました。そし て、今回の中部物流センターの認証取得により東洋水 産(株)ではすべての部門が、品質ISOと合わせ環境ISO の認証取得を完了しました。また、この間グループ各社 でも、環境負荷の大きい工場・冷蔵庫部門を中心に同 様の取り組みを進めており、近い将来には全ての主要な 拠点での認証取得を目指しています。
当社はこれまで、青少年の心身の健全育成を支援する ため少年柔道大会を開催するなど全国的な取り組みを 進める一方で、各地の事業所がそれぞれの事業内容や施 設、立地の特性を生かした地域社会への様々な取り組み を行ってきました。
本社の武道場で従業員が講師となり地域の子供たち を対象に行っている柔道・剣道教室、関東工場や北海道 工場の即席麺工場見学会、駿河湾の漁港に立地する田 子工場の稚魚放流活動など、地域の実情に合わせた独自 の取り組みが行われています。また、4月に連結対象となっ
多様な事業内容や立地を生かした
社会活動の取り組みを
た風味調味料の老舗(株)シマヤでは、創業の事業である“みそ”への理解促進を目的に、地元山口県の小学校な どで「みそづくり出前授業」を行っています。
企業スローガン「Smiles for All.すべては、笑顔のた めに。」に込めた思いの通り、私たち東洋水産グループは、 「やる気と誠意」の気持ちを胸に、次の、70周年、80周年
に向けて、より一層信頼される企業となれるよう、従業 員一人ひとりがパブリックマインドを高め社会や環境の 課題に誠実に向き合い、チャレンジを続けることで、社業 の発展と共に様々なステークホルダーの「笑顔」の実現 に取り組んでまいります。
いりましたが、新体制では組織の再編や新規設備の導入 などの効率化を図り、地元水産業の復興に向け本業を通 じた貢献ができるよう取り組みを始めています。
また、大震災後に大きく変化したお客様の意識や価値 観、消費行動に対応した新しい商品も誕生しました。大 震災は、食の分野でも安定供給や安全・安心の問題と共 に、家族の絆を大切にする「内食回帰」などの新たな変 化を生みましたが、2011年秋に発売した「マルちゃん 正麺」は、簡便性や経済性などの即席袋麺本来の価値を ベースに、特許製法の新技術で麺本来の味わいを実現し 市場活性化に寄与しました。
イノベーションで新しい価値を創造し、ご家庭で一手 間加えるだけで満足度の高い品質を実現したことで、「家 族の食卓を楽しみ、大切にしたい」というお客様のご要 望にお応えできたのではないかと考えています。
年を支えてきた6つの事業
冷凍マグロを保管するため、庫腹 300トンの冷蔵庫を川崎に取得 し、1957年 に 現在 の 本社所在 地 に 庫腹1,500トンの本社兼営 業用冷蔵庫を開設しました。
当社ならではの技術を駆使した無菌包装米飯や フリーズドライスープが成長し、総合食品企業と しての商品の幅を広げています。
1953 Start
グループの原点であり、当 初はアメリカへの冷凍マ グロの輸出がメインでし たが、収益は相場に大き
く左右されました。
02
冷 蔵 庫 事 業
収益の安定化とマグロの有効活用の ため、魚肉ハム・ソーセージの製造に 乗り出し、食品メーカーとして歩み始め ました。
加 工 食 品 事 業
03
水 産 事 業
01
1955 Start
環境に配慮した最新鋭設備を備 えた大型冷蔵庫を中心に、全国 に合計約48万トンの総庫腹量を 持つ国内有数の冷蔵庫事業者に 成長しました。
2013 Now
おにぎりの具材や寿司ネタなど、 加工度の高い 付加価値のある 商品の取り扱いが増加し、一般 消費者向けの事業のウェートが 高まりつつあります。
2013 Now
2013 Now
1956 Start
東 洋 水 産 創 立 6 0 周 年
創業当時の築地市場内 の事務所
輸出されるマグロ 1966年当時の本社と併設の冷蔵庫
大井埠頭冷蔵庫
1965年当時の魚肉ハム、ソーセージ
1953年、築地市場の小さな事務所から始まった当社は、冷凍マグロの輸出を出発点として様々な事業に
参入し、60年を経て現在の規模に拡大しました。現在の柱となっている6つの事業について、始まりと今
をご紹介します。
カップ麺では「赤いきつねうどん」など複数の定番が 育ち、袋麺では2011年11月発売の「マルちゃん正麺」 が大ヒットを記録し、シェアを大きく伸ばしています。 初の即席袋麺「マルト印ラーメン
味付け」の発売に続き、翌年初 のマルちゃんブランド商品となる 「ハイラーメン」がヒットし、事業
が軌道に乗りました。
1961 Start
2013 Now
魚の切り身などの冷凍食品製造か ら始まり、1975年にはチルドの「焼 そば 3人前」を発売し、市場での 試食販売で売上を伸ばしました。
海 外 即 席 麺 事 業
06
アメリカ・メキシコではトップシェア、アメリカ3工場の 製造食数は日本国内を大きく上回ります。2014年には テキサスに第4工場を開設予定です。
2013 Now
当初は日本から輸出、 1977年より現地生産 開始。後発のため販売 網拡大のために厳しい 競争が続きました。1972 Start
1968 Start
「焼そば 3人前」は単品で最 も売上の大きい商品に成長。 バリエーションが増え、麺以外 の商品も数多く揃っています。
2013 Now
国 内 即 席 麺 事 業
04
当時の「ハイラーメン」と 「マルト印ラーメン味 付け」
「赤いきつねうどん」と「マルちゃん正 麺」
1976年当時 の 冷凍 食 品 と発 売当時 の「 焼 そば 3人前」
「塩 焼そば 3人前」と 「ライスバーガー」(冷凍 食 品)
1974年当時のカップ麺
現在の商品
低 温 食 品 事 業
お客様からの声を受け付ける「お客様相談室」には 様々なご意見・ご要望が寄せられており、その内容を積 極的に取り入れることで商品の改善につなげています。
「マルちゃん正麺」は、ゆでこぼしが不要で麺を茹でた お湯をそのままスープに使用できるのが特長の一つでし たが、そのことが十分にお伝えできていなかったため、作 り方の表記を分かりやすく改めました。
また、カロリーや塩分を気にされるお客様が増えてき たため、即席麺のエネルギーと食塩相当量については 麺・かやくとスープで分けて表記するように順次改め ています。
分かりやすい表示を目指して
食品の安 全・安心に対するお客 様の関 心は年々高まっており、また品質だけで はなく調 理のしやすさや健 康への配 慮も求められるようになっています。様々な お客 様のニーズに的 確に応えるため、たゆまぬ改善を続けてまいります。 はなく調 理のしやすさや健 康への配 慮も求められるようになっています。様々な お客 様のニーズに的 確に応えるため、たゆまぬ改善を続けてまいります。
お 客 様 の た め に
卵
旧 新
「麺づくり 鶏ガラ醤油」の標準栄養成分表
ここが変わりました
八戸東洋(株)では、もずくや三つ葉などの生鮮品を具 材として用いたフリーズドライスープを製造しています。 もずくには機械では除去しきれない養殖網の小さな 繊維等が付着していることがあるため、複数の担当者の 目で確認を行って丁寧に取り除いています。
三つ葉は薬剤の適切な使用や残留の有無について、品 質保証部を交えて確認したものを使用しています。さら に、安全なものを安定的に供給するため、工場敷地内の ハウスでの水耕栽培も行っています。
農水産物の安全な使用
(株)シマヤでは、ISO9001の仕組みをベースにして、 安全・安心な商品を開発・製造するための独自の品質 保証活動「シマヤ品質」に取り組んでいます。
「お客様の声からの改善」「発生した不具合の再発防 止」「製造現場の自主的な改善」が活動の中心となって おり、全社を挙げて取り組んでいます。具体的な成果と しては、
●「だしの素」の小袋のミシン目を切りやすく改善 ●「だしの素」の重量規格外品の再混入防止 ● ボトル入り商品のラベル・液面状態の改善 などがあります。
これからも「シマヤ品質」に基づき、 より良い商品をお届けします。
継続的改善の推進
より安全・安心な商品のために
(株)シマヤ 第二工場 工場長
浜田 龍夫
「シマヤ品質」に基づき、①従業員からのちょっとし た気付きや問題の見える化、②①から発展したより 大きな課題やお客様からの声、他部門からの要望を テーマにしたチームでの活動、③工程の危害分析に 基づき潜在的な危害を顕在化し対策を打っていく活 動を行っています。お客様により安全・安心な商品 をお届けするため、全員一丸で取り組んでいます。
VOICE
複数の目で異物のチェック
事業活動を継続させていくためには、地球環境への負荷を極力減らすための取り組み が欠かせません。事業による環境影響を正確に把握し、海外を含めて資源・エネル ギーの消費量や廃棄物の排出量の低減に努めてまいります。
が欠かせません。事業による環境影響を正確に把握し、海外を含めて資源・エネル ギーの消費量や廃棄物の排出量の低減に努めてまいります。
地 球 環 境 の た め に
当社グループでは省エネ法の定めるところにより、 2009年度を基準に2012年度までの3年間でCO₂排出 量を3%削減することを目標としてきました。
最終年度にあたる2012年度は、即席麺の製造数の 大幅な増加が大きく影響し、単年度では前年度に対し 排出量が増加しましたが、3年間トータルでは2009年 度比約3.8%の削減となり、目標を達成することができ ました。
今後も各事業所で具体的な対策を定めるとともに、 年2回環境担当者を集めて行う「環境ミーティング」で 課題や取り組みの水平展開を行うことで、グループ一丸 となってCO₂排出量削減に取り組みます。
❶ CO₂排出量削減の取り組み目標
2012年度の目標と進捗
(年度) ( -CO₂)
0 50 100 150 200 250
2010
2009 2011 2012
207
209 198 0
当社は食品リサイクル法で定められた食品廃棄物の発 生量及び食品循環資源の再生利用などの状況について 報告する義務のある事業所に該当しています。
2012年度の食品廃棄物のリサイクル率は93.7%でした。 これは食品製造業において目標とされる85%を大きく 上回っており、廃棄物の飼料化・肥料化を推進するなど の取り組みによってこの目標をクリアしています。
一方で、食品廃棄物の発生量は、近年のグループ再編 による自社工場の拡張や生産数量の増加により上昇傾 向にはありますが、今後も、廃棄物の発生抑制及び更なる リサイクル化に向けて、積極的に取り組んでいきます。 ❷食品リサイクル法への対応
当社は省エネ法に基づく特定荷主として、エネルギー 使用原単位を前年度に対して削減し、かつ法で定める5年 平均で1%以上削減するための取り組みを行っています。 2012年度は、積載率の向上や貨物の集約化による効 率化などに継続的に取り組みましたが、即席麺の生産拠 点の変更に伴い、輸送手段を鉄道からエネルギー使用量 の多いトラックに変更したことが大きく影響し、前年度 を上回ってしまいました。一方、5年平均では2.5%の削 減となり目標を達成しています。
2013年度も、需給予測の精度向上による輸送距離の 短縮など更なる効率化に努め、目標達成に向け取り組ん でいきます。
❸特定荷主としての対応
(年度)
( ) (%)
2010 2011 2012
5,992 4,137 0 2,000 4,000 6,000 8,000 0 40 60 80 100 94.7 93.7 94.5
廃棄物発生量 リサイクル率
6
● 食品廃棄物の発生量とリサイクル率の推移
( 万トンキロ) (k / 万トンキロ)
総輸送量 エネルギー使用原単位
(年度) 0 50 100 150 200 2012 2010 143.3 58.5 2011 136.5 57.3 138.0 57.6 2009 140.2 2008 138.9 62.0 63.8 0 20 40 60 80
● 総輸送量、エネルギー使用原単位※の推移
※ エネルギー使用原単位=エネルギー使用量原油換算(kℓ)÷総輸送量(百万 トンキロ)。当社は、エネルギー使 用量と密接な関係を持つ値として、総輸送 量 (百万トンキロ)の値を採用しています。
田子工場では、1日あたりの排水量が50m³未満と規準 値を下回っており、水質汚濁防止法及び静岡県環境条例 に基づく規制の対象外となっています。しかし、駿河湾 に面していることから、目前に広がる美しい海を守るため に自主的に排水の水質改善に取り組んでいます。
鰹節などを微細な粉に加工するラインに設置された 殺菌乾燥機からは、粉末が多く含まれた排水が排出さ れており、以前より沈殿槽を設置して粉末を取り除いて いましたが、すべてを除去することはできずに一部がそ のまま排出されていました。
そこで配管の途中にサイクロン式の分離装置を設置 することで粉末を除去する方式を取り入れたところ、排 水にはほとんど浮遊物の混入が見られなくなり、大幅に 水質が改善しました。
❶排水水質の改善
環境に対する取り組み事例
かけがえのない海を
守るために
田子工場
山本 喜代治
私たちの田子工場は鰹を主とした水産資源の加工 食品を製造しています。この資源を育む大切な海を 汚してしまうことのないよう、「排水水質の改善」を環 境ISOの重点目標にして改善に取り組んできました。 今回の新規設備導入により、水質改善だけでなく「廃 棄物の削減」や「汚泥処理作業の軽減」を同時に達 成できました。目の前に広がる青い海の保全にこれか らも貢献していきます。
VOICE
多くの電力を消費する冷蔵庫では、省電力の取り組み として、従来の白熱灯よりも明るさにおいて勝り、発熱 量の少ないLED照明への切り替えを進めています。照明 のLED化は、節電効果以外にも、庫内全体が明るくなる ことで作業効率が上がり、また高所での交換作業頻度を 大きく減らすことで事故の危険性が低減されるなどの効 果が期待されます。2012年度、北海道冷蔵部では344 本のLED照明を導入し、年間の電力使用量を86千kWh 削減しました。
この他、舞洲冷蔵庫では入出庫口の扉を防熱効果の優 れたものに交換することで、冷凍機の稼動時間を30% 削減しました。省電力以外にも、石狩冷蔵庫や中部物流 センターではアンモニアや二酸化炭素等の自然冷媒を用 いるなどの、環境に配慮した取り組みを行っています。 ❷冷蔵庫における取り組み
海外の事業所においても環境に配慮した事業活動を 行っています。中国広東省で主に水産加工を行ってい るグループ会社、湛江東洋水産有限公司では、エビ加工 ラインのコンパクト化や、凍結工程の効率化を行うこと により、製品1トンあたりの電力使用量を13%削減する ことができました。
また、廃棄物についても、原料である大豆油や菜種油 の容器を分別して有価物とすることにより、4.5トン削 減することができました。
海外の事業規模が拡大を続ける中、環境への配慮につ いても国内と同様に取り組むよう努めていきます。 ❸海外事業所での取り組み
省エネのための
創意工夫を
湛江東洋有限公司 董事
包 航
設備稼働率のアップとエネルギー削減という方針 のもとで、機械の効率的な稼働やラインの再編など についてライン管理者にアイデアを出しあってもら い、現場で少しずつ試すことで省エネの効果が見え てきました。現場の従業員の経験も生かし、十分な 意見交換を行うことが改善につながります。今後も 全員で知恵をしぼって、環境に対する取り組みを続け ていきます。
VOICE
石狩第一冷蔵庫 天井のLED照明
IN
PUT
東洋水産全工場 + 東洋水産グループ
全製造拠点 エネルギー 2,765 TJ
● 電力 123,436 千kWh
● 都市ガス 26,826 千m³
● A重油 4,437 ㎘
● 蒸気 111,634 GJ
補充冷媒量 2,403 kg
原材料調達 37 万t
● 原材料 32 万t
● 包装資材 5 万t
水資源量 4,147 千m³
生 産 工 場
CO₂排出量 130 千t
●NOx 62 t ●SOx 17 t
産業廃棄物排出量 13,021 t
●うち最終処分量 39 t
物 流
エネルギー 308 TJ
● 総輸送量 138.0 百万トンキロ
生産量 45 万t
排水量 2,840 千m³ CO₂排出量 21 千t
OUT
PUT
算 出 根 拠 ・CO₂排出量については、下記参照・NOx、SOxについては環境省「 環境報告ガイドライン2012年版 」に基づく
環 境 負 荷 デ ー タ
CO₂排出量算出の根拠
● 電力については、電気事業連合会2009年度 実績に基づく使用端 CO₂排出原単位 (0.351㎏ - CO₂ / kWh)を継続して使用 ● 海外事業所の電力については、GHGプロコトル
の排出係数を使用
● 電力以外については、温対法の換算係数を使用 ● 使用冷媒については、 IPCC4次レポート 「地球温暖化係数(GWP)」を使用
※物流の算定範囲は、東洋水産(株)における省エネ法(特定荷主) の適用範囲。
冷蔵倉庫 47(17.0%) 3(1.0%)
工場 130 (43.4%) 物流※
21(7.3%) 海外事業所 94(31.3%)
295
千t-CO₂
● 2012年度 東洋水産グループCO₂排出量
用 語 解
説
本社、総合研究所、 東洋水産グループ、
全営業拠点 (配送センター含む)
オ フ ィ ス
エネルギー 59 TJ
● 電力 3,363 千kWh
● 都市ガス 116 千m³
● ガソリン 467 ㎘
● A重油 99 ㎘
水資源量 23 千m³
CO₂排出量 3 千t 産業廃棄物排出量 366 t
●うち最終処分量 0 t
排水量 20 千m³
東洋水産グループ 全冷蔵倉庫
冷 蔵 倉 庫
エネルギー 1,000 TJ
● 電力 102,978 千kWh
補充冷媒量 5,216 kg 水資源量 208 千m³
国内事業所
合 計
エネルギー水資源量
4,132 TJ
4,378 千m³
海外事業所
CO₂排出量 47 千t 産業廃棄物排出量 322 t
●うち最終処分量 0 t
排水量 76 千m³
CO₂排出量
産業廃棄物排出量
(最終処分量合計)
201 千t
13,709 t
CO₂排出量 94 千t
エネルギー 1,898 TJ
● 電力 61,932 千kWh
● 天然ガス 29,131 千m³
● 軽油 291 ㎘
(年度) ( ) 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 2012 2011 2010 2009 0 20 40 60 80
100 産業廃棄物排出量 再資源化率 最終処分量÷総排出量 ( )内は最終処分量
13,709 13,029 16,743 16,093 99.7 (38.7t) 99.8 (31.4t) 99.7 (46.9t) 99.7 (48.3t) (%)
● 産業廃棄物排出量と再資源化率の推移(国内事業所)
(39 t)
● 当社は産業廃棄物排出量の削減と再資源化(将来目標100%) の推進を行っています。
● 2012年度は国内即席麺の生産量が増加したことが前年より排 出量が増加した要因となっています。
安定した事業活動を続けていくためには、従業員はもとより地域の方をはじめとし た我々を取り巻く皆様のご協力が欠かせません。「Smiles for All.すべては、笑顔 のために。」のスローガンのもと、様々な形で社会への貢献を続けてまいります。 安定した事業活動を続けていくためには、従業員はもとより地域の方をはじめとし た我々を取り巻く皆様のご協力が欠かせません。「Smiles for All.すべては、笑顔 のために。」のスローガンのもと、様々な形で社会への貢献を続けてまいります。
社 会 の た め に
駿河湾に面した海岸線にほど近い立地の焼津工場は、 近隣に高い建物がないため焼津市より「津波避難協力 ビル」の指定を受けています。津波発生時には4階の食 堂を避難場所として開放することになっており、東日本 大震災発生時には津波警報の発令を受けて80名余りの 住民の方が一時避難されました。年数回行われる地域 の避難訓練時にも、地域住民の方200名余りが食堂に 集まります。
また、ライフラインが切断された場合に備え、非常用 の発電機を設置し、静岡支店と共同で飲料水や即席麺 などの備蓄も行っています。
焼津工場の他、近隣のスルガ東洋(株)や東京湾に面し た大井埠頭冷蔵庫も「津波避難協力ビル」の指定を受 けています。
津波避難協力ビルとしての役割
工場入口の掲示田子工場では、1996年よりカサゴやヒラメの稚魚の 放流活動を行っており、今年で15回目を迎えました。 近年は回遊をせず放流海域に定着し、高級魚として人 気のあるカサゴに魚種をしぼっており、累計で15万尾 を放流しています。
2011年より放流の効果を検証するため、一部の稚魚 について魚体に影響のない腹びれを切除して放流を行っ ています。試験操業では切除跡と見られる痕跡のある 個体が確認されており、定着が進んでいるものと考えら れます。これからも豊かな海を守るため、活動を続けて いきます。
稚魚放流活動
豊かな海を守るために
伊豆漁業協同組合 田子支所長
沼野 文雄様
カサゴは食べてもおいしく、高値で取引される人 気の高い魚です。また田子の海は岩場が多く、エビ やカニといったエサも豊富なので、カサゴの生育に適 しています。水産資源を守り、増やしていくための活 動というのは簡単にできることではないので、毎年 行っていただいているカサゴの稚魚放流活動は地元 にとって大変ありがたいものです。これからも続けて いただきたいと思います。
VOICE
フードバンクとは食品メーカーや家庭から寄贈され た食品を、何らかの事情で食料に困っている方に無償で 提供する活動のことです。当社ではこの活動の趣旨に 賛同し、日本におけるフードバンク活動の先駆けである セカンドハーベスト・ジャパンに対し、主に保管の必要 がなくなった即席麺のサンプルを提供しています。即 席麺の特長である保存性及び簡便性を生かして、児童 養護施設などの福祉施設を中心にお役に立てていただ いています。
フードバンク活動は食品廃棄物を減らす取り組みと して国も推奨しており、農林水産省がその普及に向け た情報提供などを行っています。相互にメリットのあ る活動として、今後も定期的な支援を続けていきます。
フードバンクへの商品提供
新しい一歩のために
セカンドハーベスト・ジャパン 杉山 祥あき子こ様
いつもご支援いただき誠に感謝しております。私た ちが支援している人たちには、お金がほとんどなく、 食事を作る材料すらない方や、ガスや電気が止まって しまった方が多くいらっしゃいます。そのような方た ちには、誰でも簡単に調理でき、すぐに食べられる東 洋水産の商品は非常に助かっています。もらった方 たちは皆喜んでおり、新しい生活を始める一歩につな がっているようです。
「24時間テレビ35 ー愛は地球を救うー」に協賛し、番 組の放映に合わせて全国17箇所で社員による街頭募金 活動など、チャリティ活動を行いました。同番組には 2009年より協賛を
続けており、従業員 が 直接皆様 に 笑顔 をお届けする機会と なっています。
2 4 時 間 テレ ビ 協 賛
様 々 な 社 会 貢 献 活 動
全国7箇所で行われる「マルちゃん杯少年柔道大会」 とその全国大会である「マルちゃん杯全日本少年柔道 大会」を主催し、延べでおよそ1,800チーム、約12,000 人の子供たちが参
加しました。この他 8月に は 本社 ビ ル 内の武道場にて、近 隣の小学生を対象 にした 柔道・剣道 教室を行いました。
柔 道・剣 道 支 援 活 動
各地の事業所で工場見学や職場体験などを受け入れ ています。専用の見学通路を設けている北海道工場・ 関東工場では、近隣にお住まいの方を中心に多くの見学 者が訪れています。また、フクシマフーズ・埼北東洋を はじめ多くの事業 所で、近隣の学校 からの職場体験実 習の受け入れを行 いました。
工 場 見 学 受 け 入 れ
各地の事業所で周辺地域の清掃活動を定期的に行っ ています。相模工場では近くを流れる渋田川や観光地 として知られる大山で行われている清掃活動に参加し ており、田子工場やユタカフーズでも海岸や河川の清掃 を行いました。また 海外を含めた20を 超える事業所で定 期的に周辺の清掃 を行っています。
安全・安心な商品・サービスを提供するためには、働 きやすい環境作りが欠かせません。九州地区の工場・ 冷蔵庫・ 営業支店 か ら 構成 さ れ る 九州事業部 で は、 2013年3月に労働安全衛生マネジメントシステムであ るOHSAS18001の認証を取得しました(一部営業所 を除く)。これは2010年4月の関西事業部神戸工場で の取得に続くものです。
キックオフ宣言後にリスクアセスメントを行ったとこ ろ全体で4千を超えるリスク箇所が抽出され、改善を行 いました。これからも継続的にリスクを管理し、働きや すい職場環境を維持していきます。
OHSAS18001認証取得による
労働安全衛生の推進
働くみんなの安全のために
九州事業部福岡工場
杉本 純一
OHSASの認証取得にあたっては多数の改善すべ きリスクが抽出され、安全と作業効率の両立・コスト・ 従業員への教育など、乗り越えるべき課題に直面し ました。しかし、トップマネジメントのもと、各部門の 事務局を中心に全員が協力して知恵を出しあい、ス ムーズに認証を取得できました。今後はシステムを確 実に運用し、健康で安全に働ける職場作りのために 活動を続けます。
VOICE
(2013年3月末現在)
平均年齢 平均勤続年数
男 性 40.3歳 16.6年 女 性 37.3歳 8.2年
全 体 39.3歳 13.6年 従業員の平均年齢・勤続年数
● 人数
13人
● 比率
1.71%
管理職以上の女性● 人数
75人
定年退職者再雇用人数● 人数
27人
育児休業取得者数● 人数
48人
● 比率
2.00%
障がい者雇用 男性大卒以上 32人女性大卒以上 14人
高卒他 59人
合 計 105人
新卒採用者数(2012年4月入社)
2,137
人
女性/ 60代以上
32人
女性/ 50代
133人
女性/40代
171人
女性/ 30代
184人
女性/ 10代・20代
243人
東洋水産(株)の従業員構成比
男性/ 60代以上
49人
男性/ 10代・20代
311人
男性/ 30代
327人
男性/40代
427人
男性/ 50代
CSR 広報部
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